国際競争力がいつまで続くかを知るためには、その源泉は何かを知らなければいけない。日本が他国よりも優れた取りえは、職場の中堅層の、自発的な“仕事の工夫”である。例えば自動車の設計のかなり初期の段階で、技術者ではなく、生産現場のベテラン労働者が「この設計では作りにくい」と意見を言い、のみならず「こう変えれば品質不具合が出にくい」という提案までする。こうした品質への発言や生産過程の工夫は、戦前の日本の綿紡業や製綱業などで既にあり、日本の産業が世界を席巻する力となった。

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