ある大手家電量販店の決算の2週間前。報告された数字を見て首脳は凍り付いた。「粗利が異常なことになっている」。家電エコポイントの終了や地上デジタル放送の開始による需要増の反動により、2011年中ごろから、業界全体が売り上げ減に悩んできたが、粗利益の減少幅があまりにも大きかったからだ。あわてた首脳は、家電メーカーの幹部たちを行脚し始めた。すると、そこにはアマゾンをはじめとした、インターネット通販事業者に端を発する、激しい価格下落の構図があった。ネット通販が家電商品を卸値よりも安く売り、それに店頭の価格が引きずられ始めていたのだ。

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