横浜の「みなとみらい駅」周辺には、日本よりも海外で名が知られるプラント・エンジニアリング会社の本社が二つある。現在、全面改装中の横浜美術館を中央に、けやき通りといちょう通りを挟んでにらみ合うような格好でそびえ立つ日揮と千代田化工建設である。相前後して本社機能を横浜に集約した2社は、LNG(液化天然ガス)生産プラントの建設では世界で約70%のシェアを握る日本発のグローバル企業で、常に受注を競い合っている。実は、LNGプラントの心臓部である「中核装置」(気体の天然ガスをマイナス162度に液化して圧縮する)を手掛けられるのは、世界でも5社しかない。  日本の日揮と千代田化工建設、米国を代表する総合建設コントラクターのベクテルとKBR、フランスのテクニップだ。LNGの中核装置は技術的な難易度が高く、扱える企業が限られている。特に日揮は、LNGの黎明期である1970年に受注したブルネイの世界初となったLNG輸出基地の時代から関わってきた。

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