ブルンヒルデ・ポムゼル、トーレ・D・ハンゼン著『ゲッベルスと私』は、ナチス・ドイツのゲッベルス宣伝相の女性秘書だったポムゼル(1911~2017年)103歳での独白録だ。ナチスの戦争犯罪についてポムゼルは、〈自身の罪についての永遠の問いに対しては、私は早い時期に答えを出した。私には、何も罪はない。かけらも罪はない。だって、なんの罪があるというの? いいえ、私は自分に罪があるとは思わないわ。あの政権の実現に加担したという意味で、すべてのドイツ国民に咎があるというのなら、話は別よ。そういう意味では、私も含めみなに罪があった〉との認識を述べる。このような開き直りが本になり、さらに映画化されたこと自体が現下ドイツが病んでいることの証左だ。

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