子どものころに歴史の学習マンガを読んだが、歴史というのは年齢を重ねるとますます面白くなるようだ。『風雲児たち 幕末編(30)』は、ギャグマンガのスタイルで諧謔を弄しながらテンポよく激動の時代を活写する。西郷隆盛は島流しとなり、高杉晋作は上海を視察し、土佐藩を改革した吉田東洋は暗殺され、福沢諭吉らの遣欧使節団は日本オタクのフランス人青年に助けられながら任務を遂行する。ともすると歴史というのは陰惨で血なまぐさいものだが、『風雲児たち』は実に快活で愉快な雰囲気が漲っており、作者の呵々大笑が聞こえてきそうな作品である。

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