天皇の生前退位の意義を理解する上で、明治期に伊藤博文が日本国家の基礎をどのように構築したかについて、きちんと理解することが前提条件となる。飛鳥井雅道著『明治大帝』における〈依然として流動的な、基礎が確立していない日本近代社会の「機軸」として、宗教でも法でもない「天皇」の存在を流しこんでゼラチンのような役割をはたさせること、ここに伊藤の最大の課題がかけられていた。

この
続きは

デジタルサービス<ウェブで読む>を利用する

ログインすると本サイトのすべての記事がお楽しみいただけます。
定期購読者の方で、デジタルサービスをお申し込みの方はログインしてください。

  • パソコン
  • タブレット
  • スマートフォン

ID・パスワードをお忘れの方

※著作権等の理由により、一部の記事・写真・図版が欠けている場合があります。