地球の反対側に出掛けることは憂鬱である。今回の原稿は米フロリダ州の学会に行く機上で書いているが、特に日本からの米国出張時の「時差ボケ」は、逆方向の欧州出張時よりもつらい。時差ボケは、私たちの体内に“時計”が備わっていて、現地時間に合わせることが難しいために生じる。睡眠・覚醒のみならず、血圧や体温、ホルモンの分泌などさまざまな生理現象が、昼夜リズムに伴って変動しているのだ(図1)。この「体内時計」のメカニズム解明が、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞対象となった。歴史的な背景から説明しよう。

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