鷲津は首都電力の経営権を奪取できるだけの株数を取得していた。それで、俺は呼ばれたわけか。ある程度予想していたことではあるが、北村は腹をくくった。「凄いな。どうすれば、首都電力なんていう巨大企業を買えるんです」「簡単です。証券会社に、金に糸目は付けないから買い漁れ! と叫ぶだけですよ」「首都電株を一三%保有したと記者会見されたのが、四月一二日ですよ。あれから僅か一週間足らずで三七%余りを買い集められたわけでしょ。凄まじい勢いだ」鷲津は肩をすくめただけだ。

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