同じ空間にいるだけでも、周囲に緊張が走る人物──。首都電力の会長、濱尾はそういうタイプだと、湯河は改めて思った。原子力事故対策及び調査担当大臣の宮永に、濱尾本人が連絡してきて、この日の会談となった。しかも、会談場所は、首都電の本社ではない。濱尾自身が霞が関の内閣府まで出向いてきたのだ。いまだに原発事故が収束しないのが申し訳ないからというような、殊勝な理由とは思えない。下心があってのことだろう。

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