なぜ、また買ってしまうのか?
コンビニの知られざるノウハウ

 『週刊ダイヤモンド』10月29日号の第1特集は「コンビニを科学する」です。コンビニが10兆円市場にまで成長したその裏側には、仮説と検証という科学的な手法を駆使した、コンビニの "売る極意"が詰まっています。

 コンビニは5万店を超えてもなお、大手3社の出店競争はとどまることを知らず、激化する一方です。今期は約4000店が新たにオープンする予定で、1日当たり11店のペースでコンビニは誕生し続けています。特集ではまず、その新店オープンに密着し、約60日でコンビニが世に送り出されるまでのノウハウを解き明かします。

 こうしたコンビニの出店といえば同じ地域に複数店を集中させる「ドミナント出店」が有名ですが、その出店場所選びにも、緻密に練られた法則が隠されています。特集ではその法則を解説するとともに、2018年にセブン-イレブンが進出する予定の沖縄県で、法則に基づいて有望な立地をピックアップし、セブンの沖縄出店候補地を大胆に予想しました。

 また、コンビニの店内には、30坪という狭い空間でモノを売るために、認知心理学や行動経済学に裏打ちされた、商品陳列やレイアウトの知恵が詰まっています。このような“ついで買い”を誘うテクニックに学ぶとともに、1店舗で1日1000万円を売り上げる“日本一のコンビニ”に潜入し、日々1万人以上の客を呼び込むスゴ技も明らかにしています。

 このほかにも、特集では1000人アンケートを実施。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの真の評判とともに、コンビニに喰われた企業はどこかという、消費者の見えない本音も探りました。そして、顔ぶれが一新したセブン、ファミマ、ローソン3社の新社長を直撃。コンビニが抱える課題を打ち明け、描く未来の姿を披露してもらっています。

 特集ではコンビニの成長力、収益力を支える"売る極意""変化対応力"を徹底解剖し、そこに学びます。業界動向やコンビニの未来を占う情報も盛りだくさんです。小売業はもちろん、外食、メーカーなど他業界の皆さんも、ぜひご一読ください。