「よし、あかね! イケぇ~」フィールドを疾走する萩本あかねに向かって、郷浦秀樹は拳を振り回した。一〇月に開催された内定者の懇親会で、磐前県への女子サッカー応援旅行があると聞いて、秀樹はその場で参加を決めた。秀樹は高校までサッカー部で、大学に入ってからはサークルでサッカーを続けた。残念ながら、首都電力には男子サッカーチームがないのだが、女子はなかなかの活躍を見せている。

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