安保法制に関連する国会論戦はわが国の政治家、殊に野党政治家に国益観が欠けていることを示している。五月末にシンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」で、中国人民解放軍副総参謀長の孫建国氏は南シナ海問題でふてぶてしく開き直った。氏は演説で中国の埋め立てもインフラ整備も「軍事目的」であると認めながらも、それは「平和」「繁栄」「ウィンウィンの関係」に資するもので「中国の主権の範囲内」「正当な行為」であり「話し合い重視」で行っているなどと、あきれるほどの虚偽を三七分間にわたって語った。多くの質問は「演説で回答済み」として退けた。

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