『なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか』は、キャラクターを軸とする日本のメディアミックスの構造に挑んだ意欲作です。著者によれば米国にも「トランスメディア」というメディアミックスがありますが、ストーリー(物語)が軸であり、その連続性と拡張性が問われます。一方日本では、キャラクターは独自に存在し、物語の連続性は問われず、玩具や文房具などのメディアに拡散していきます。源は鉄腕アトム。静止画を多用した「電子紙芝居」として構成するアニメ手法で、キャラクターにはさまざまな「物(もの)の怪(け)」が宿る。メディアミックスはそんな日本人の感性に反応する表現形式なのだ、と感じました。

この
続きは

デジタルサービス<ウェブで読む>を利用する

ログインすると本サイトのすべての記事がお楽しみいただけます。
定期購読者の方で、デジタルサービスをお申し込みの方はログインしてください。

  • パソコン
  • タブレット
  • スマートフォン

ID・パスワードをお忘れの方

※著作権等の理由により、一部の記事・写真・図版が欠けている場合があります。