世の中には嫌われる仕事がある。借金の督促がその例だ。榎本まみ著『督促OL修行日記』は、新入社員として信販会社の督促コールセンターに配置された著者が、いかにして債権回収部門の責任者になり年間2000億円の回収に成功したかをユーモラスな筆致で描いた作品である。この仕事がいかにつらいか、〈モノを食べるとお腹が下る、髪の毛が異常に抜けて10円ハゲができる。特にひどかったのが肌荒れで、ニキビが頬から首筋にかけて一面にできて真っ赤にヤケドしたような状態になっていた。たかがニキビもこのくらいまで悪化すると、風がそよいだだけでとっても痛い。/毎晩2時くらいになると決まって高熱を出して目が覚めるので、昼間は寝不足のせいでふらふらとしていた〉との榎本氏の証言でリアルに伝わってくる。

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