1月7日、フランスのパリで発生した連続テロは、今後の国際秩序を変容させる大事件だ。このテロにシリアとイラクの一部地域を実効支配しているイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が関与していることは間違いない。池内恵氏の『イスラーム国の衝撃』は、この「国」の起源、影響、今後の展望について知るための基本書だ。特にグローバル・ジハード論に関する分析に説得力がある。日本の地域研究者にありがちな研究対象となる国家、地域、宗教、文化などに対する過剰な共感から、特定の政治的立場を主張するというようなわなに池内氏は陥っていない。

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