表現、言論の自由が保障された欧米、日本などでは、ヘイトスピーチ、排外主義本などに対する規制の是非、また規制が行われる場合、その線引きをどこにするかが深刻な問題になる。『NOヘイト!』は、編集者、書店員など出版の現場でこの問題を憂慮する人々の見解をまとめている。社会科学書を担当する書店員が、嫌韓嫌中本について〈危惧を覚えるほど売れています。(正直なところ、もっと前面に、臆面なく展開すれば倍以上売れるのでしょうが)日本はとにかく素晴らしくて、世界から過去・現在において褒められる。犯罪が増えたり経済がうまくゆかなくなったり、今までの日本と違ってしまったり、沢山イチャモンをつけられるのは、他国が悪い、日本の中に入り込んでいる在日外国人が悪いんだ、という図式はとても簡略で甘美であるとすら思えます。人のせいにできるのですから。一番楽な思考停止状態になれるBOXを求めた結果なのかと思っています〉と指摘する。現下の日本が抱えている病理を端的に示している。

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