早見和真氏の『イノセント・デイズ』は、サスペンス小説として抜群に面白い。同時に人間存在の闇に深く切り込んでいる。田中幸乃は、確定死刑囚だ。元恋人・井上敬介への未練を断ち切ることができない。介護付き老人ホームで敬介が夜勤しているときに、敬介のアパートが放火され、妻と1歳の双子の姉妹が焼死した。自宅で大量の睡眠薬を飲んで自殺を図った幸乃が警察の調べに対して殺意を認めたので、逮捕、起訴される。

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